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【日本語】情けは人の…?
皆さん、こんにちは。
皆さんは、日本の「ことわざ」を知っていますか?
(「ことわざ」が何か分からない人は調べてみましょう!英語の”proverb”のような意味です。)
今日は日本の有名なことわざを1つ、紹介します。
それは「情けは人のためならず」という言葉です。
この言葉は一体どんな意味なのか、一緒に見ていきましょう。
「情け」というのは「人に親切にすること」です。
「~ならず」というのは「~ではない」という意味です。
つまりこの言葉は「人に親切にするにするのは、人のためではない、人のためにならない」という意味に見えます。
しかし、これは間違いです。
このような勘違いをしている人は日本人にもたくさんいるのですが、「情けは人のためならず」ということわざは「親切にするのは人のためにならない(から、やめよう)」という意味ではありません。
この「人のためではない」というのは「人のためではなく、自分のため」という意味なのです。
誰かに親切にしてもらった人は、よい気分になり、他の人に親切にしたくなります。また、その人から親切にしてもらった人は、また別の人に親切にしたくなります。そうして親切にしたのがぐるりと回っていつか自分に返ってくる、そんな意味が込められているのがこの言葉です。
ですからこの「情けは人のためならず」というのは「人に親切にするのは人のためではなく、いつか自分のためになる(から、人には親切にしよう)」という意味になります。
皆さんも普段から他の人には親切にすることを気をつけましょう。「情けは人のためならず」ですよ!